みんなの合格記(DVA-C02)

合格者の体験記について、試験対策の情報として是非ご活用ください。


◆登録情報
【ユーザ名】 : tomozo01
【会員プラン】: プロフェッショナル
【実務経験】 : なし
【取得済み資格】: CLF, SAA
◆受験情報
【受験科目】 : 【DVA-C02】デベロップーアソシエイト
【受験言語】 : 日本語
【受験日】  : 2025/09/25
【スコア】  : 781 点
【合否】   : 合格
【学習期間】 : 1 か月
【受験回数】 : 1 回目
【受験目的】 : 業務都合, 自己啓発・技術の証明, 転職のため
【テキスト】 : Cloud License, 徹底攻略AWS認定デベロッパー - アソシエイト教科書&問題集 第2版 [DVA-C02]対応 徹底攻略シリーズ
【AWS公式模擬試験】: いいえ
◆セッション毎の正解率
【分野1】AWS のサービスによる開発 32%
→ コンピテンシーを満たしている

【分野2】セキュリティ 26%
→ コンピテンシーを満たしている

【分野3】デプロイ 24%
→ コンピテンシーを満たしている

【分野4】トラブルシューティングと最適化 18%
→ コンピテンシーを満たしている

◆試験の感想
■出題傾向
サーバーレス開発 (Lambda、API Gateway、DynamoDB、SQS、SNS、EventBridge) と CI/CD(CodeCommit、CodeBuild、CodeDeploy、CodePipeline) の分野が多く出題されました。
SAA と比べると試験範囲はやや狭く、同一試験内で類似した問題が 2 〜 3 問ほど出る印象でした。
Cloud License で演習した問題と全く同じ問題が 5 〜 6 問出題され、模試での対策がそのまま活かせました。
頻出分野は予想通りで、繰り返し問われる重要な問題が明確だったため、効率的に学習できたと思います。

■難易度
全体的には Cloud License の模試と同等か、やや易しい印象でした。
初めて見る用語もありましたが、「わからないものはわからない」と割り切って解けば十分合格可能なレベルです。
特に CI/CD 関連は各サービスの役割が似ており、実際に触った経験がないと抽象的に感じることもありましたが、基本的な考え方を押さえておけば十分対応できました。
時間的にも余裕があり、SAA の試験よりも落ち着いて取り組めました。

■試験会場の様子
テストセンターで受験しました。持ち込み可能なのは身分証明書とロッカーキーのみで、貸し出し用のホワイトボードとペンが提供されました。
ホワイトボードが一杯になった際は、ブザーでスタッフを呼んで交換してもらう仕組みでした。
非ネイティブ英語話者として 30 分の延長を申請していたため、トイレ休憩を取りつつ 40 分ほど見直し時間を確保できました。
会場は静かで集中しやすく、スタッフの対応も丁寧でした。

■全体の感想
業務での AWS 開発経験はほとんどなく、EC2 を少し触った程度のレベルからのスタートでしたが、約 1 ヶ月の学習で無事に合格できました。
CLF や SAA で得た基礎知識があったことが大きかったと思います。
学習では、Gemini を使って受験用のカスタム Gem(AI 学習アシスタント) を作り、高校生でも理解できるような言葉で解説させたのが非常に効果的でした。
さらに、PC の読み上げ機能を併用することで記憶定着がしやすくなりました。
模試の点数は最初 36% からスタートし、一進一退を繰り返しましたが、「最初から完璧を目指さない」「頻出問題を確実に理解する」方針で臨んだ結果、安定して得点できるようになりました。
完璧主義にならず、出題頻度の高い問題を着実に押さえることが、合格への最短ルートだと実感しました。
◆受験者へのアドバイス
■勉強方法
メインテキストとして「徹底攻略 AWS 認定デベロッパー - アソシエイト教科書 & 問題集 第 2 版 [DVA-C02] 対応」を使用し、まず 1 周ざっと読み通しました。その後は Cloud-License でひたすら問題演習を繰り返しました。
重要なのは、テキストを完璧に理解しようとせず、まず全体像を把握することです。その上で模試を解きながら、わからない箇所を Gemini で解説させるという流れが非常に効果的でした。Gemini に出力させた解説文は PC の読み上げ機能を使って耳からも学習することで、記憶への定着率が大幅に向上しました。
動画教材は使用しませんでしたが、テキスト→問題演習→AI 解説→音声学習というサイクルで十分に合格レベルに到達できました。

■学習履歴の使い方
Cloud-License で模擬試験を計 6 回実施し、点数の推移を記録しました (36% →49% →70% →64% →76% →78%) 。点数が下がった 4 回目の際も「一喜一憂せず、淡々粛々と復習を続ける」ことを心がけました。
復習の際は、正解した問題も含めて不正解の選択肢についても確認し、「なぜこれが間違いなのか」を理解することで知識の穴を埋めていきました。毎回のように問われる重要な問題は自然と何度も目にすることになるため、その都度理解を深めていくアプローチが効果的でした。
完璧主義にならず、「解けるものは解ける、解けないものは解けない」と割り切ることで、精神的な負担も軽減されました。

■ ThinkFlow
Gemini で受験用のカスタム Gem(カスタム AI アシスタント) を作成したことが、学習の大きな転換点になりました。

Gem の設定内容 :
用途 :AWS Developer Associate (DVA) 模試の解説専用コーチ
回答スタイル : 高校生でも理解できるようにかみ砕いて説明
出力させる事項 :
正解と一言まとめ
なぜそれが正しいか (やさしい説明)
間違い選択肢の解説
覚え方・コツ


効果 :
難しい専門用語を日常の例えや比喩で説明してもらうことで、抽象的な概念が具体的にイメージできるようになりました。特に CI/CD 関連のサービスの違いなど、実務経験がない分野でも理解が進みました。

おすすめの使い方 :
問題を解いた後、正解・不正解に関わらず「この問題を高校生にもわかるように説明して」と投げかけると、記憶に残りやすい解説が得られます。また、「身近な例えで説明して」と追加で依頼すると、さらに理解が深まりました。

■受験テクニック
時間配分 :
130 分で 65 問、さらに非ネイティブ英語話者として 30 分延長申請をしていたため、合計 160 分の試験時間がありました。実際には、トイレ休憩を挟んでも 40 分ほど見直しの時間を確保できたので、SAA と比較してかなり余裕がありました。焦らず、1 問ずつ丁寧に問題のポイントを洗い出していくことが重要です。

問題の解き方 :
まず問題文の最後 (何を問われているか) を読む
選択肢の中で明らかに違うものから除外していく
「わからないものはわからない」と割り切り、悩みすぎない
Cloud-License と全く同じ問題が 5 〜 6 問あったので、模試で見た問題は確実に得点する

見直し方法 :
ホワイトボードに自信がない問題の番号をメモしておき、後で集中的に見直しました。見直し段階では、問題文の読み間違いや選択肢の見落としがないかを中心に確認しました。時間に余裕があったため、全問題を再度確認することができました。

■今後受ける人へのメッセージ
業務での AWS 開発経験がほぼゼロの状態からでも、約 1 ヶ月の学習で合格できました。「実務経験がないから無理」と諦める必要は全くありません。
大切なのは、「完璧を目指さないこと」です。DVA は試験範囲が SAA と比較して狭く、重要な問題は繰り返し出題される傾向があります。枝葉の問題に深入りせず、頻出問題から確実に理解していくアプローチが最も効率的です。
AI(Gemini や ChatGPT など) を活用することで、学習効率は飛躍的に向上します。難しい専門用語を身近な例えで説明してもらうことで、実務経験がなくても概念を理解できるようになります。ぜひカスタムプロンプトを作成して、自分専用の学習コーチを作ってみてください。
試験時間は十分に余裕があるので、焦らず落ち着いて問題に取り組めば大丈夫です。「解けるものは解ける、解けないものは解けない」と割り切る勇気も、合格には必要です。
CLF や SAA を既に取得されている方は、その知識を土台に DVA に挑戦することで、より実践的な開発スキルが身につきます。「鉄は熱いうちに打て」の精神で、ぜひチャレンジしてみてください。
皆様の合格を心よりお祈りしています !

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