みんなの合格記(SAP-C02)

合格者の体験記について、試験対策の情報として是非ご活用ください。


◆登録情報
【ユーザ名】 : kouki.k
【会員プラン】: プロフェッショナル
【実務経験】 : あり
【取得済み資格】: SAA, SAP
◆受験情報
【受験科目】 : 【SAP-C02】ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
【受験言語】 : 日本語
【受験日】  : 2025/11/01
【スコア】  : 796 点
【合否】   : 合格
【学習期間】 : 1 週間
【受験回数】 : 1 回目
【受験目的】 : 自己啓発・技術の証明, 期限更新
【テキスト】 : Cloud License
【AWS公式模擬試験】: いいえ
◆セッション毎の正解率
【分野 1】:複雑な組織に対応するソリューションの設計(26%)
→ コンピテンシーを満たしている

【分野 2】:新しいソリューションのための設計(29%)
→ コンピテンシーを満たしている

【分野 3】:既存のソリューションの継続的な改善(25%)
→ コンピテンシーを満たしている

【分野 4】:ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速(20%)
→ 改善が必要

◆試験の感想
■出題傾向
オンプレミスのソリューション移行に関する問題 (特に VM を EKS や ECS に移行する内容) が多く出題されました。
また、DMS に関連する問題も数問見られました。
ネットワーキング分野では Direct Connect に関する問題が多く、回答の決め手にならなくても選択肢として頻繁に登場しました。
Direct Connect をはじめ、VPC ピアリング、Transit Gateway、Site-to-Site VPN など、環境をまたぐソリューションの費用対効果を意識した使い分けや、三層アーキテクチャの基本を理解しておくことで十分対応できると思います。

■難易度
再認定試験 (前回は C01) だったため、出題傾向は想定どおりでした。
問題文に慣れれば、実務経験者であれば違和感のある選択肢を除外できるため、幅広く AWS サービスを扱っている人にとっては比較的スムーズに解ける内容でした。
ただし、問題文自体は難解であり、Organizations などの集中管理系業務は実務でも扱う機会が少ないため、経験不足を感じる部分もありました。この領域は資格対策として重点的に学習しておく価値があると思います。

■試験会場の様子
テストセンターで受験しました。
特に大きな問題はありませんでしたが、咳払いが多い受験者がいて若干気になりました。ただ、試験に支障が出るほどではなく、集中すれば気にならない程度です。

■全体の感想
CloudLicense で見たことのある問題も数問出題されました。
私は事前学習が少なかったため苦戦しましたが、問題集を何周かしている方であれば、全体の 4 割以上は見たことのある問題と感じるのではないかと思います。
実務経験がない方は、可能であればハンズオンを行い、サービスの動作イメージをつかんでおくと良いでしょう。
ただし、試験問題はハンズオンで触れられるレベルよりも一段階深い内容が多いため、実際には記憶定着と概念理解を重視した学習が効果的だと思います。
◆受験者へのアドバイス
■勉強方法
まず模擬試験を受け、その後に間違った問題を確認しました。
このサイト (CloudLicense) の問題は本試験と遜色なく、むしろ本試験のほうが日本語がやや不自然で難しく感じます。
そのため、問題文に慣れることと、集中力を持続させること、さらに見直しを含めた時間配分を意識することが大切です。
また、解説が非常に充実しているため、「これ以上は選択肢を絞るのに時間がかかる」と感じた段階で解説を読むようにしていました。

■学習履歴の使い方
模擬試験で迷った問題にもお気に入り登録ができるので、迷った項目には必ずマークを付けて解説を読むようにしていました。
本試験で類似問題が出た際、再び悩むことになるため、事前に解説を読んで理解しておくことで時間のロスを防げます。

■受験テクニック
「課題を解決するアーキテクト」という立場になりきり、問題文にある顧客の要望を叶えることを意識して解くのがポイントです。
最も良くないのは、自分の実務環境に当てはめて判断してしまうことです (「自社ではこう言われているから」「ビジネス的にはこっちの方が良さそうだから」など) 。
試験ではあくまで AWS のベストプラクティスに基づく「ソリューションアーキテクト」として回答しましょう。

また、選択式問題では明らかな誤答を先に除外することが有効です。問題文を細かく読む前に消せる選択肢も多くあります。
見直しには意外と時間がかかりますが、「見直してよかった」と思えるのは 1~2 問程度です。
多くの場合、見直しても二択までしか絞れないため、基本的には一巡目で全力を出すのがおすすめです。
見直し時間は 15 〜 30 分程度確保できれば十分だと思います。自分の回答を信じましょう。

■今後受ける人へのメッセージ
再認定で更新期限が迫っていたため、なかなか着手できず、結局前日の夜に模擬試験を 1 回実施 (598 点で不合格)、翌朝の電車内で 30 分ほど問題を眺めて臨みました。
本サイトは、解説がしっかりしており、誤答の理由が丁寧に記載されている点が非常に優れています。
まとまった学習時間を確保できない方でも、ある程度選択肢が絞れた段階で悩む時間を省き、すぐに解説を確認して誤答の理由を理解することで、効率よく学習を進められると思います。

error: